日朝交流の記録映画が完成 韓国大使館で試写会 

 約600年前に朝鮮王朝から室町時代の日本へ40回以上渡航し、日朝交流に尽くした外交官に光を当てるドキュメンタリー映画「李芸 最初の朝鮮通信使」の完成報告試写会が10日、東京都新宿区の在日韓国大使館韓国文化院で開かれた。

 「李芸」は、朝鮮通信使の先駆けとして評価が高まる李芸の足跡を、韓国の俳優ユン・テヨンさんらがたどる内容。日韓の企業や個人の寄付によって製作された。

 試写会では、近藤誠一文化庁長官が「日韓の長い交流の歴史と人間模様を感じてほしい」とあいさつ。韓国の申カク秀駐日大使は「この映画が韓日の文化交流の礎になることを願います」と応じた。ユンさんや李芸の子孫らも出席した。


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