希少種違法取引の罰則を強化 種の保存法改正へ 

 環境省の中央環境審議会自然環境部会は26日、絶滅の恐れがある希少種の保護を定めた「種の保存法」の違法取引の罰則を強化するよう求める答申をまとめ、石原伸晃環境相に提出した。同省は今国会に改正案を提出する方針。

 答申では、希少種は高額で取引されるケースが多いが、違法取引の利益に比べて現在の罰則が軽いと指摘した。

 国内で絶滅の危機にひんしている野生生物が増える中、そうした生物の保護の進め方や優先順位を定める「保全戦略」の策定も求めた。


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