将棋、渡辺が棋王を初獲得 8人目の3冠に 

郷田真隆棋王(左)を破り、初めての棋王を獲得した渡辺明2冠=24日午後、宇都宮市

 将棋の郷田真隆棋王(42)に渡辺明2冠(28)が挑戦していた第38期棋王戦(共同通信社主催)5番勝負の第4局は24日、宇都宮市の宇都宮グランドホテルで指され、午後7時33分、157手で先手の渡辺2冠が勝ち、対戦成績3勝1敗で棋王を初獲得。竜王、王将と合わせ史上8人目の3冠となった。

 渡辺新棋王は2000年、15歳でプロとなり、史上4人目の中学生棋士として話題を呼んだ。昨年11月に竜王戦で9連覇を達成し、7日には初の王将位を奪取して2冠となっていた。

 初防衛を逃した郷田前棋王は、無冠となった。

 持ち時間は各4時間のうち、残りは渡辺新棋王2分、郷田前棋王1分。


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