島々を舞台に瀬戸内芸術祭が開幕 海の復権をテーマに 

瀬戸内国際芸術祭の開会式に参加したアーティストら=20日午前、高松市

 香川、岡山両県にまたがる瀬戸内海の12の島々を舞台に現代アートを展開する第2回瀬戸内国際芸術祭が20日、開幕した。会期は108日間で3シーズンに分かれ、春は4月21日まで。

 芸術祭は、住民自身に地域の魅力を再発見してもらい、過疎化の進む島を活性化する「海の復権」をテーマに掲げる。3年ごとに開かれるトリエンナーレ方式で、2010年は約94万人が来場した。

 23の国や地域から約210組のアーティストが参加し、島の風景や文化を生かした作品を屋内外で展示。建築家の安藤忠雄さんが古民家を改築した美術館も目玉の一つだ。


  • LINEで送る