無形文化遺産に和紙提案へ 文化庁、14年の登録目指す 

「和紙」としてユネスコ無形文化遺産に提案される石州半紙(文化庁提供)

 文化庁は6日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「和紙 日本の手すき和紙技術」の登録を提案すると発表した。月内に開く関係省庁連絡会議で政府として正式決定し、4月2日までに提案書をユネスコに提出。2014年11月のユネスコ政府間委員会での登録を目指す。

 登録対象は「細川紙」(埼玉県)と「本美濃紙」(岐阜県)、「石州半紙」(島根県)の3件。

 石州半紙は09年に無形文化遺産に登録済みだが、本美濃紙は11年の審査で「石州半紙と類似している」として見送られた。今回は石州半紙に本美濃紙と細川紙を加える形で「和紙」として新たに提案する。


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