大阪のネパール人殺害で求刑 懲役18年と15年 

 大阪市阿倍野区の路上で昨年1月、飲食店経営のネパール人男性を殺害したとして、殺人罪などに問われた彫師白石大樹被告(22)と、友人の無職白石美代子被告(23)の裁判員裁判の公判が5日、大阪地裁(長井秀典裁判長)であり、検察側は大樹被告に懲役18年、美代子被告に懲役15年をそれぞれ求刑した。

 弁護側はあらためて殺意を否定し、結審した。判決は11日。

 検察側は論告で「大樹被告は男性の頭に自転車を投げ付けるなど、死の危険性が高い暴行を加えた。美代子被告は近くで暴行を見ており、大声を出し暴行をあおった」と述べ、殺意があったと指摘した。


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