事故時の対策拠点を遠方に移転 志賀原発から9キロへ 

 石川県は、北陸電力志賀原発(志賀町)の事故時に対策拠点となるオフサイトセンターを、原発から5キロ弱離れた現在の場所から、さらに4キロ離れた南東約9キロの場所に移転する。2015年9月までに完成させる。

 20日発表した12年度3月補正予算案と13年度当初予算案に、設計や土地造成費など計1億3100万円を計上した。

 移転先は同町西山台の町有地。能登半島を南北に貫く能登有料道路のインターに近く、国や、原発から30キロ圏内を含む富山県など関係機関の職員が参集する際の利便性に配慮した。放射性物質が建物内に入るのを防ぐフィルターや除染設備を設ける。


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