東北電、放射性廃棄物搬出を延期 装置不具合で 

 東北電力は8日、女川原発(宮城県)から出た低レベル放射性廃棄物について、低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)への搬出を来年度以降に延期すると発表した。放射能などを測定する装置に不具合が見つかった。

 当初は今月に搬出予定だった。搬出する放射性廃棄物はドラム缶440本。昨年12月の確認作業で装置に異常が見つかった。その後の調査で、昨年10月の検査時に装置の一部を取り付け直した際、所定の位置から16ミリずれていたのが原因と判明した。

 東北電力は「念のため全量を再検査するため、年度内の搬出が難しくなった」と説明している。


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