2013年2月7日 17:01 | 無料公開
内閣府は7日、東海沖から九州沖の「南海トラフ」を震源とする巨大地震の被害想定で、マグニチュード(M)8クラスの宝永地震(1707年)をモデルとする震度分布や津波高を追加して試算する方針を決めた。今春にも公表する見通しだが、参考値の扱いで死者や負傷者の人数、全壊・焼失する建物の数などの被害は試算しない。 内閣府は昨年、東日本大震災と同じM9クラスの地震が起きた場合の震度分布や津波高の想定を公表した。発生確率がより高い地震の想定を示すことで、自治体が防潮堤整備や高台移転などで具体的な対策に取り組めるようにする。