2013年2月6日 19:04 | 無料公開
新しく開発された「深紫外光」の光源(立命館大の青柳克信特別招聘教授提供)
病院で殺菌処理などに使われる波長の短い「深紫外光」の新たな光源を、プラズマを使って作り出すことに、立命館大の青柳克信特別招聘教授(電気工学)らが成功し、6日発表した。
水銀ランプが主流で使われているが、含まれる水銀が有毒なため、今秋採択される予定の国際条約で大幅に使用が規制される見込みで、代替の光源として期待される。
プラズマを発生させることで深紫外光の光源を開発したのは世界初。同教授によると、この光源が実用化されれば国内で1年間に使われる水銀量を半分にできるという。
深紫外光は200~350ナノメートル(ナノは10億分の1)の波長域の光。