米誌、日本は再処理断念を 大統領に公開書簡 

 【ワシントン共同】米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は14日、日本政府に青森県六ケ所村での使用済み核燃料再処理を断念するよう求めることなどを提起したオバマ大統領宛ての公開書簡を発表した。

 また核戦争による地球最後の日までの残り時間を概念的に表示する「終末時計」を、現状の5分前に据え置くことも明らかにした。

 公開書簡は核科学者ら有識者で構成された同誌の理事会が作成。余剰プルトニウムを生む再処理を懸念し、オバマ政権に日本への働き掛けを促すことで、原発ゼロ目標の見直しを進める安倍政権に圧力をかけた。


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