東南海地震など発生確率上昇 政府の地震調査委 

 政府の地震調査委員会は11日、日本周辺で起きる地震の発生確率を、ことし1月1日を基準として計算した結果を発表、東南海地震の今後30年以内の発生確率が、昨年の「70%程度」から「70~80%」に上昇するなど一部地域でわずかに上昇した。

 主に時間経過による影響で上昇したという。ただ東南海・南海地震については、調査委が現在、発生可能性の評価内容自体を見直す作業を進めており、「数値は暫定的」としている。新評価は3月をめどにまとめる。

 関東大震災(1923年)と同タイプ地震が10年以内に起こる確率も「ほぼ0~0・1%」から「ほぼ0~0・2%」とわずかに上昇した。


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