白鵬と日馬富士、互角の勝負 初場所前の横審稽古総見 

横綱審議委員会による稽古総見で勝負をする白鵬(右)と日馬富士の両横綱=東京・両国国技館の相撲教習所

 大相撲の横綱審議委員会(横審)による稽古総見が7日、東京・両国国技館内の相撲教習所で一般に非公開で行われ、13日初日の初場所で優勝争いが期待される白鵬と日馬富士の両横綱は、10番取って5勝5敗と互角の勝負を繰り広げた。

 東西に横綱が再びそろって初の稽古総見。日馬富士の鋭い出足が光る場面があれば、白鵬も右四つから盤石の寄りを見せるなど譲らなかった。

 大関陣では稀勢の里と鶴竜が熱のこもった稽古を披露した。大関昇進の足場固めを狙う豪栄道は12番と精力的に動き、一気に前進したときの攻めは力強かった。

 大関琴奨菊と大関復帰を目指す関脇把瑠都は参加しなかった。


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