2012年12月25日 19:17 | 無料公開
ノロウイルス集団感染で、4回目の立ち入り検査を受けた春光会東病院=25日午後、宮崎県日南市
入院患者6人が死亡した宮崎県日南市の医療法人春光会東病院のノロウイルス集団感染で、病院長も15日から4日間、症状を訴え、院長室から職員に対し間接的に感染症対策の指示を出していたことが25日、病院側への取材で分かった。
同病院は院長のほか、高齢の前院長とパートの医者4人がいるが、常勤の医師は院長だけ。病院側の対応の遅れが感染拡大の一因と指摘されているが、感染発生前後の態勢についても問われそうだ。
また、日南保健所は同日、病院を立ち入り検査した。検査は4回目。これまでの指導内容が順守されているかどうかを調査し、新たな問題は見つからなかった。