まばたきで脳リセット 大阪大チーム、情報処理円滑に 

 まばたきするのは脳をリセットし、新たな展開に備えるため―。こんな可能性があるとの研究結果を大阪大や情報通信研究機構未来ICT研究所(神戸市)のチームがまとめ、24日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 映像を見ている時、まばたきをするのと同時に、脳で活発に働いている領域が一瞬変化することから得た分析。中野珠実大阪大准教授は「目を閉じることで、物語の流れに区切りをつけて注意を解き、情報処理を円滑にしているとみられる」としている。

 ヒトは毎分15~20回まばたきする。目を潤すには毎分3、4回で十分で、頻繁なまばたきの理由は謎。


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