京都でノロウイルス患者2人死亡 病院、集団感染 

 頌徳会比叡病院(京都市左京区)は20日、入院患者10人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、うち80代と90代の男性2人が死亡したと発表した。亡くなった2人を含む4人からノロウイルスが検出され、京都市はノロウイルスが原因の感染性胃腸炎に集団感染したとみて調べている。

 病院によると、80代の男性は17日に急性循環不全で、90代の男性は19日に急性呼吸逼迫症候群で死亡。いずれも亡くなる前日に下痢や嘔吐の症状を訴え、死亡後に便からノロウイルスが検出された。

 病院は「死亡とノロウイルス感染との因果関係は不明」としている。


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