福島3号機、プール内の鉄骨撤去 がれき撤去中に滑落 

東京電力福島第1原発3号機で鉄骨の撤去作業を行うクレーン=20日午前10時46分、共同通信社ヘリから

 東京電力は20日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールに落下していた鉄骨(長さ約7メートル、重さ約470キロ)を遠隔操作のクレーンで引き上げ、撤去した。2014年度末にも予定されるプールからの燃料取り出し開始に向けた作業。

 プールには原子炉建屋の水素爆発によるコンクリート片や重さ約30トンの燃料交換機なども水没しており、今後撤去する。

 鉄骨は9月、遠隔操作のクレーンで建屋上部のがれきを撤去中、プールに滑り落ちた。その後、水中カメラで確認したところ、ほかにも鉄骨1本が水没しているのが見つかった。


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