中国で新種の鳥類化石 福井・恐竜博物館が確認 

新種の鳥類の足跡化石のレプリカ=12日午前、福井県勝山市

 福井県立恐竜博物館(勝山市)は、中国浙江省の白亜紀後期初め(約1億~8500万年前)の地層で2008年に発見された水かきのある鳥類の足跡化石について、新種の鳥類と確認した。12日午前に会見して発表した。

 化石は、恐竜博物館が姉妹提携を結ぶ中国浙江自然博物館との共同調査で、08年に浙江省東陽市で見つかった。恐竜博物館によると、水かきのある鳥類の足跡化石は、アジアでは韓国以外で報告されておらず、中国での発見は初めて。

 調査をまとめた論文は11月30日、オランダの学術雑誌の電子版に公開された。

 現生の鳥のように3本の指があり、その間に水かきの膜があるのが特徴。


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