トカゲ絶滅種に「オバマドン」 米大統領にちなみ命名 

恐竜や爬虫類を絶滅に追いやった隕石落下の想像図。左端の木の根元にいる小型トカゲが「オバマドン」(エール大提供)

 【ワシントン共同】約6500万年前に中米のユカタン半島に落下した巨大隕石によって、恐竜だけでなく、ヘビやトカゲといった爬虫類の種の83%が地球上から姿を消したとする研究結果を、米エール大のチームが10日発表した。

 チームは、化石の分析で新種と判明した絶滅した小型トカゲを、オバマ米大統領にちなみ「オバマドン」と名付けた。体長30センチ足らずのすらりとした形状で、細長い歯を持ち昆虫を食べていたとみられる。研究者は「別に政治的な意味合いはない。分類学上の命名を楽しんだだけだ」としている。

 チームは、北米や中米で見つかったヘビやトカゲの化石を詳しく分析した。


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