山中さんジョーク連発、心つかむ 受賞記念講演に聴衆絶賛 

ノーベル賞受賞の記念講演をする山中伸弥京都大教授=7日午後、ストックホルムのカロリンスカ研究所(代表撮影・共同)

 【ストックホルム共同】「手術が下手だった」「心臓病の研究所で唯一の肝細胞がんの研究者になった」。ノーベル医学生理学賞を受賞する山中伸弥京都大教授は7日(日本時間8日未明)、ストックホルム市カロリンスカ研究所講堂での記念講演で何度もジョークを飛ばして会場を沸かせ、詰めかけた約700人の聴衆の心をつかんだ。

 米国からカロリンスカ研究所に留学中のサラ・バーゲンさん(35)は「すごく面白い人。一緒にディナーに行くなら山中教授がいいわ」と絶賛。

 幹細胞の研究をするルイス・ランドリーさん(31)は「人生の物語と研究の内容が交錯していた。パーフェクト」と満足げ。


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