山中教授「夢の中にいるよう」 ノーベル賞授賞式前の会見で 

記者会見で「予想外のことがチャンスになるというメッセージを伝えたい」と話す山中伸弥京都大教授。右はジョン・ガードン氏=6日、ストックホルム(共同)

 【ストックホルム共同】ノーベル医学生理学賞を受賞する山中伸弥京都大教授(50)が6日午後(日本時間6日夜)、ストックホルムのカロリンスカ研究所で記者会見し「ここ数年で何度か(会見会場の)この部屋に来たが、受賞者としてここにいることがとても不思議な感じがする。夢の中にいるようだ」と喜びを語った。

 受賞の理由となる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発について「予想外の結果がiPS細胞をもたらしてくれた。(若い人たちに)予想外のことがチャンスになるというメッセージを伝えたい」と訴えた。


  • LINEで送る