臓器作製「許されない」45% iPS細胞使い動物体内で 

 人間の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を動物の胚に入れて患者の治療に使う臓器をつくる研究について、市民ら4千人余りのうち半数近くが許されないと回答したとの調査結果が6日、内閣府の調査会で報告された。

 調査は今年2月に全国の20代から70代の一般の男女約3100人と、日本再生医療学会の会員約920人を対象に、東京大の武藤香織准教授らが実施。人間の臓器を持つ動物の作製は「許されない」とする人が約45%で、「構わない」「場合によっては構わない」の計約25%を上回り、研究への支持が低いことが分かった。


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