2012年12月5日 02:00 | 無料公開
東北大大学院の山田哲也准教授(糖尿病代謝学)の研究グループは4日、マウスの実験で肥満を引き起こす体内メカニズムを解明したと発表した。カロリー消費量と連動する肝臓の糖代謝の情報が脳に伝わらなければ、脂肪の燃焼が妨げられず肥満になりにくいという。 米科学誌に論文を掲載。山田准教授は「肥満やメタボリック症候群の新たな治療法につながる発見」と話している。 肥満やメタボリック症候群の治療ではこれまで、カロリー摂取量を制限する食事療法が主流だったが、食欲との葛藤で挫折する人が多かった。