双葉山の出身地大分で冬巡業 生誕100年を記念 

双葉山の像の前で、ポーズをとる横綱白鵬=4日、大分県宇佐市

 3年ぶりの開催となった大相撲の冬巡業が4日、不世出の大横綱双葉山の生誕100年を記念し、出身地の大分県宇佐市で開かれ、双葉山を尊敬する横綱白鵬らが参加した。

 会場の体育館には平日にもかかわらず、満員の2500人が詰め掛けた。同市では20年ぶりの巡業だったが、あらためて「昭和の角聖」の存在感が示された。

 2010年に不滅といわれる双葉山の69連勝に挑み、史上2位の63連勝で止まった白鵬。朝稽古の前には生家跡などを訪れ、巡業会場では大きな拍手を浴びた。「朝稽古や土俵入りですごく熱のある応援をいただいた。尊敬する横綱の地で神聖な気持ちです」とファンに感謝した。


  • LINEで送る