2012年12月3日 19:45 | 無料公開
東京電力福島第1原発の廃炉計画を検討する政府・東電中長期対策会議は3日、大量の使用済み核燃料を保管している4号機のプールから、全燃料の取り出しを完了する時期について、従来計画より1年前倒しし、2014年末を目指すとした工程表を発表した。 会議では、2号機の原子炉格納容器から汚染水が漏れている経路を突き止めるため、四足歩行ロボットと、カメラ付きの小型走行車を使った調査を11日から始めることも報告された。 対策会議によると、取り出した燃料を別の建屋にある共用プールに移動させるための容器を、従来計画の1基から2基に増やしたため、作業の効率化が図れるという。