MRSAで乳児死亡、名大病院 2月から感染増加 

名古屋大病院=名古屋市昭和区

 名古屋大病院(名古屋市昭和区)は3日、新生児集中治療室に入院していた生後間もない乳児が11月、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に院内感染して肺炎を発症、死亡したと発表した。乳児の性別は両親の意向で明らかにしていない。

 名大病院の新生児集中治療室と、隣接する新生児回復治療室では、2月からMRSAに感染する乳児が増加、衛生対策などを講じていた。安全が確保できるまで新生児の新たな入院を中止した。

 名大病院によると、乳児は11月20日、体重1024グラムで生まれた。1500グラムを下回る「極低出生体重児」だったため入院。同27日未明に死亡した。


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