三菱重工またウイルス感染 宇宙関連の情報流出も 

 三菱重工業は30日、名古屋航空宇宙システム製作所(名古屋市)の宇宙関連業務に使っているパソコン4台が新種のウイルスに感染したと発表した。情報が流出した可能性もあるとみて、社外の専門業者と共同で調査に乗り出した。

 名古屋製作所は、ロケットや衛星用機器などを開発、生産している。ウイルス検索ソフトにより、11月27日に感染が発覚したという。

 三菱重工は昨年8月にも防衛や原発関連の製品を扱う国内11拠点のパソコンやサーバー計83台がウイルスに感染する被害に遭った。調査の結果、重要な情報の社外流出はなく、再発予防のためセキュリティー対策を強化したばかりだった。


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