岩手の震災がれき、大阪に陸揚げ 約百トン試験焼却へ 

大阪市此花区の人工島「夢洲」に到着した、震災がれきの入ったコンテナ=22日午前

 東日本大震災で発生した岩手県の震災がれきを積んだコンテナ船が22日午前、大阪市此花区の人工島「夢洲」に着岸し、陸揚げされた。大阪府によると、約100トンが今月中に試験焼却される予定。

 がれきは木くずなどが主の可燃物で、岩手県から、此花区の人工島「夢洲」に運搬された。同区にある別の人工島「舞洲」で焼却する。本格的な焼却を来年2月から始め、2014年3月までに最大3万6千トンを処理する計画。

 がれきの入ったコンテナは10個。海上保安庁や大阪府警の船が警戒する中、コンテナ外側から放射線量を測定し、府の基準を下回ることを確認した上、巨大クレーンで陸揚げされた。


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