地震予知連会長に平原氏 会の方向性議論を表明 

地震予知連絡会新会長の平原和朗京都大教授

 地震予知に関する情報の交換や学術的な検討を行う地震予知連絡会(予知連)は21日、島崎邦彦前会長(東京大名誉教授)の任期途中での辞任に伴い、副会長を務めていた平原和朗京都大教授を新会長に選出した。任期は残りの期間である来年3月まで。副会長には現在の松沢暢・東北大教授に加え、山岡耕春・名古屋大教授を新たに選んだ。

 平原氏は「地震の予測予知が難しいのは確かだが、われわれはプロとして日本で何が起きているのかをみなさんにお伝えする義務がある」と述べた。

 さらに「(予知連などの研究を)防災に生かせていなかったという事実がある」として、会の方向性について議論を進める方針を表明。


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