原子力規制委、有識者と意見交換 大飯停止求める指摘も 

原子力規制委で意見を述べるNPO法人「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長(左から2人目)ら=21日午前、東京都港区

 原子力規制委員会は21日、定例会合を開き、発足後2カ月が経過した規制委の活動について、政府の東京電力福島第1原発事故調査・検証委員会で委員長代理を務めた作家の柳田邦男氏ら有識者5人と意見交換した。有識者から「規制委なら事故を防げたか」との問い掛けが相次いだほか、関西電力大飯原発(福井県)の断層調査で運転停止を求める意見も出された。

 脱原発や自然エネルギー導入を訴えるNPO法人「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長は「今の委員がいたら指揮命令系統の混乱やメルトダウン(炉心溶融)などを防げたか」と注文をつけた。


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