原子力規制委、新基準で初会合 来年2月までに骨子案 

地震や津波に対する原発の新たな安全基準策定に向けた原子力規制委の検討チーム初会合=19日午後、東京都港区

 原子力規制委員会(田中俊一委員長)は19日、地震や津波に対する原発の新たな安全基準の策定に向け検討チームの初会合を開いた。旧原子力安全委員会による現行の原発耐震指針を見直し、来年2月までに新基準の骨子案をまとめ、同7月の策定を目指す。

 これまでの耐震指針では津波対策の具体的な規定が不十分だった。

 事故を教訓に旧安全委は今年3月、原発ごとに想定される最大規模の「基準津波」を設定し、最大規模の津波に襲われても安全を保てるよう電力会社に義務付ける指針改定案をまとめていた。


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