関電、装填済み核燃プール保管へ 停止中の原発4基 

 関西電力は19日、定期検査で停止中の原発で、原子炉に装填済みの燃料集合体を取り出し、使用済み燃料プールで保管すると発表した。原子力規制委員会が新たな安全基準を定めるまで再稼働の見通しが立たない中、停止の長期化に備えた措置で、燃料の冷却や管理の簡素化を図る。

 対象は福井県美浜町の美浜1号機(121体)と同3号機(157体)に、大飯1号機(193体、同県おおい町)と高浜1号機(157体、同県高浜町)の計4基。いずれも昨年、政府が安全評価(ストレステスト)の導入を決定する前に定期検査の最終段階を迎えており、原子炉に燃料を装填していた。


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