浜岡原発5号機点検大幅ずれ込み 14年9月まで 

 中部電力は19日、昨年、原子炉に大量の海水が入り込むトラブルがあった浜岡原発5号機の点検作業完了が当初の年内から2014年9月にずれ込むと発表した。

 中部電は7月、津波対策工事の工期1年程度延長を発表し、その後の再稼働を目指していたが、計画に影響を与えるのは確実だ。

 5号機は昨年5月に政府の要請で停止した際、タービンを回した蒸気を冷やして水に戻す「復水器」の細管が損傷。大量の海水が冷却水に流入し、原子炉圧力容器にも流れ込んだ。


  • LINEで送る