ヒッグス粒子の可能性より強まる 東京大などが発表 

「ヒッグス粒子」についての最新の研究成果を発表する浅井祥仁・東京大准教授=14日午後、京都市左京区の京都大

 物質に重さを与え、質量の起源とされる「ヒッグス粒子」を欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)で探索している東京大などの国際実験チームが14日、「7月に発見した新粒子がヒッグス粒子である可能性がより強まった」と発表した。

 京都大で開かれている国際会議で最新の研究成果として明かした。CERNは12月中旬まで実験を続け、最終的な結果をまとめる方針。

 チームは7月、CERNの大型加速器の実験で、99・9999%以上の確からしさで新粒子を見つけたと発表。ヒッグス粒子と断定できるかどうか、最終的な確認を進めている。


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