ユーカリがアルミを無害化 強酸性土壌の改良に期待 

 独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームは12日までに、強酸性の土壌に含まれ植物の生育を妨げるアルミニウムを、ユーカリの根にある化合物が無害化することを突き止めた。

 アルミニウムを含んだ強酸性土壌は、永久凍土を除く地球の陸地の約3割を占め、国内では西日本の丘陵地などでみられるという。研究チームは「化合物を大量に作る方法を開発して土壌改良剤に使えば、強酸性の土地でも農業が可能になる」としている。

 研究チームによると、ユーカリの根にある化合物は、お茶やワインにも含まれるポリフェノールの一種。


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