現地の放射線量10%低く表示 監視装置675カ所改修へ 

 政府の原子力災害対策本部は7日、空間放射線量を測定するため、福島県や周辺県に設置した放射線監視装置(モニタリングポスト)で、10%程度低い空間線量が表示されていたとして、675カ所で改修工事を行うと発表した。

 装置内で金属製の箱に覆われたバッテリーが検出器の隣に設置されていたため、放射線が遮られていた。

 住民や自治体から実際の線量と異なるという指摘を受け、機器の位置を変更し、より正確な表示を目指す。

 東京電力福島第1原発事故を受け、政府は公共施設や観光地などにモニタリングポストを設置し、今年4月から文部科学省のホームページで測定結果を公開していた。


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