大飯原発さらに調査へ、長期化も 活断層結論出ず 

 原子力規制委員会は7日、国内で唯一運転中の関西電力大飯原発(福井県)の敷地内にある「F―6断層(破砕帯)」が活断層かどうかを議論する2回目の評価会合を開いた。会合では活断層との結論には至らず、新たに試掘溝を掘るなど、さらに調査を進めることを決めた。調査に伴う運転停止は求めなかった。

 調査は大規模な工事を伴うため、結論が出るまで検討に時間がかかりそうだ。

 会合は、現地調査した規制委の島崎邦彦委員長代理と専門家4人が、関電から断層の解析結果などの説明を受け議論。島崎氏は「もともとの試掘溝調査に不備がある」と、関電に試掘溝を掘ることなどを求めた。


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