原子力規制庁、予測訂正を陳謝 新潟の市町村に説明会 

原発事故時の放射性物質の拡散予測結果についての説明会で謝罪する原子力規制庁の担当者=7日午前、新潟市

 原子力規制庁は7日、原発事故時の放射性物質の拡散予測結果に関する説明会を新潟市で開催し、原子力規制委員会の予測訂正について「情報に不行き届きがあった。度重なる修正で、ご迷惑をお掛けした」と陳謝した。説明会は新潟県内の全30市町村が対象で、うち28市町村が参加。

 規制庁による市町村への説明会は初めて。説明会は規制委の訂正前から市町村が要望していた。

 説明会では、訂正の結果、東京電力柏崎刈羽原発(同県)の事故で高い放射線量が到達する最遠隔地点とされた長岡市の担当者が「精密なデータがないと住民の受け止めが難しい。今後は事前の説明ももらいたい」と苦言を呈した。


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