火星とハワイの土似てる キュリオシティーが分析 

火星探査車「キュリオシティー」が採取した地表の土(右)と採取した跡(左)(NASA提供)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は30日、火星の地表を覆っている土は、ハワイの火山に由来する玄武岩質の土とよく似ているとの無人探査車「キュリオシティー」の分析結果を発表した。

 火星では砂嵐が発生するため、火山活動でできた岩石が風などにさらされて細かい粒になったらしい。キュリオシティーは太古の川が流れた跡を見つけており、チームは「着陸したクレーター周辺には、水が存在した時期から乾燥した時期に移り変わった証拠が残されている」とみている。

 分析したのは、ロックネストと名付けた岩場で採取した地表の土。エックス線装置などで玄武岩の特徴が確認できた。


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