深海8千メートルへ水族館で実験 探査機「江戸っ子1号」 

新江ノ島水族館で公開された、無人探査機「江戸っ子1号」の水中実験=26日夜、神奈川県藤沢市

 東京下町の町工場を中心とする中小企業グループが開発を進める無人探査機「江戸っ子1号」の水中実験が26日、神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で実施された。低コストで世界最深部の深海8千メートルに挑戦する探査機の開発プロジェクトで、2013年度の完成が目標。30日には相模湾で本格的な海中実験を行う。

 江戸っ子1号には日本近海に眠っているとされる海底資源の発掘や、深海の魚類撮影などが期待されている。

 この日の実験では、海水が入った水深約6・5メートルの水槽に試作機を投入して魚を3D撮影し、泥を採取する部位が正常に動くかなどを確認した。


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