宇宙基地でメダカを長期間飼育 長期滞在の星出さん 

メダカ飼育実験の準備を進める星出彰彦さん(右上)。中央は飼育用の水槽(宇宙航空研究開発機構・米航空宇宙局提供)

 国際宇宙ステーションに長期滞在している星出彰彦さん(43)が、メダカを長期間飼育する実験を始めたと、宇宙航空研究開発機構が26日、明らかにした。

 メダカを載せたロシアの宇宙船ソユーズは、25日にステーションにドッキング。日本実験棟「きぼう」に設置された飼育用水槽に、星出さんが移した。一部は2週間育てた後、薬品に漬けて保存し、11月19日に星出さんと一緒にソユーズで地球に帰還する。他も最長約2カ月間の実験終了後、地球に戻す。

 重力がほとんどない宇宙環境で生活すると、骨の量が減少する。飼育したメダカの分析を通じ、こうしたことが起きる仕組みの解明を目指す。


  • LINEで送る