iPS臨床研究、理研が申請 神戸の病院で眼病治療へ 

理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダー(理化学研究所提供)

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は26日、高橋政代プロジェクトリーダーらが人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床研究をセンター内の倫理委員会に申請したことを明らかにした。目の病気「加齢黄斑変性」の患者6人が対象で、先端医療センター病院(同市)で実施予定。

 再生医療への応用で期待がかかるiPS細胞を使った治療は前例がなく、実施されれば世界初になるとみられる。機関内の倫理委による承認の後、厚生労働省の審査を通る必要があり、13年度開始を目指す。

 米サンフランシスコでの25日のシンポで高橋さんは、同病院など2カ所にも近く申請すると発表。


  • LINEで送る