妊娠中絶20万件、最少更新 厚労省「知識が普及」 

 2011年度に全国で実施された人工妊娠中絶が20万2106件だったことが25日、厚生労働省の集計で分かった。10年度から約1万件減り、過去最少を更新した。

 母体保護法などで都道府県知事に届け出が義務付けられている妊娠22週未満の中絶件数が対象。データのある1955年度から減少傾向で、厚労省は「妊娠に関する知識や避妊方法の普及が影響しているのではないか」とみている。

 中絶したのは20~24歳が約4万4千件と最も多く、20歳未満は約2万件。15歳未満は約400件だった。

 一方、女子人口千人当たりの中絶率も7・5で過去最低を更新。


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