2012年10月24日 21:34 | 無料公開
東京電力が撮影した福島第1原発1号機の原子炉建屋最上階。がれきの隙間から使用済み燃料プールの水面が見える(円内)=24日(東京電力提供)
東京電力は24日、福島第1原発1号機の原子炉建屋で、最上階の5階の様子を初めて撮影したと発表。水素爆発の影響で天井や天井を支えていた鉄骨材が落下、散乱していたが、がれきの隙間から使用済み燃料プールの水面がわずかに写っていた。
放射線量は最大毎時53・6ミリシーベルトと、かなり高かった。
カメラ4台と線量計2台を付けた直径2メートル、高さ5メートルの細長い気球を用意し、建屋内の吹き抜け部分を上昇させて、撮影や測定をした。東電は今後、プールから燃料を取り出す方法の検討に生かすとしている。線量は2階では最大毎時150・5ミリシーベルトだった。