ポリオ予防接種後に死亡例 不活化ワクチン導入後で初 

厚生労働省

 厚生労働省は24日、ポリオ(小児まひ)予防のため不活化ワクチン接種を受けた乳児の死亡例が報告されたと明らかにした。安全性を高めるため、毒性をなくしたウイルスからつくった不活化ワクチンは9月1日に導入されたばかりで、死亡例の報告は初めて。

 接種から時間がたって異常が出ていることから、関わった医師は因果関係に否定的な見解で、厚労省は29日の検討会で専門家の評価を求める。

 厚労省によると、死亡したのは生後6カ月以上1歳未満の女児で、9月上旬に接種を受けた。18日後に鼻血を出して嘔吐し、搬送先の病院で翌日、低酸素脳症のため死亡した。


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