文科省観測、線量実態反映せず 福島でグリーンピース調査 

福島の放射線量調査について説明するグリーンピースのメンバー=23日午後、衆院第1議員会館

 環境保護団体グリーンピースは23日、福島市内で放射線量を独自に調査した結果、文部科学省のモニタリングポストが置かれた地点の多くで、周辺の線量の方が高いケースがあったと発表した。

 モニタリングポストの土台となるコンクリートや金属板などの遮蔽効果や、設置時に地面が除染されていることが原因とみられ、「政府は住民に誤った安心感を与えるべきではない」と、より正確な線量を公表するよう改善を求めた。

 グリーンピースは16~19日、福島駅周辺や渡利地区など市内315カ所を調査。


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