壁面緑化施工面積が過去最大 11年、サッカー場12面以上 

壁面緑化に取り組む東京都港区のビル=19日午後

 ビルなどの側壁を植物で覆う壁面緑化の新たな施工面積が、2011年の1年間で少なくともサッカー場12面以上に相当する約8・9ヘクタール(511件)となり、調査を始めた2000年以降で最大だったことが20日までの国土交通省の調べで分かった。00年以降の全国累計では48・4ヘクタールとなった。

 壁面緑化は、日光の照り返しを抑え、植物から排出される水分で周囲の気温を下げる効果がある。国交省は「環境への配慮に加え、商業施設では景観や集客の面からも導入が進んでいる」としている。

 11年の施行面積のうち、つる性植物を壁にはわせる方式が61・6%と主流。


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