2012年10月19日 12:50 | 無料公開
閣僚によるエネルギー・環境会議であいさつする藤村官房長官（左から２人目）＝１９日午前、首相官邸
政府は１９日午前、２０３０年代の原発ゼロ目標を掲げた「革新的エネルギー・環境戦略」の実施のための工程表を決定した。原発行政の中心だった原子力委員会の廃止も含む見直し案は、１２月下旬にまとめると明記。政府と原発立地自治体の協議を１１月に始め、地域支援策などの検討状況を１２月下旬の閣僚会議で報告することも盛り込んだ。
新戦略は、政府が閣議決定を事実上見送ったことから実効性が疑問視されている。前原誠司国家戦略担当相は、閣僚によるエネルギー・環境会議後の記者会見で「戦略を着実に実施していく」と述べ、脱原発に取り組む姿勢を強調した。
