7月にも接種後の死亡例 日本脳炎ワクチン、急性脳症 

 岐阜県美濃市のクリニックで日本脳炎の予防接種を受けた小学5年の男児(10)が急死した問題に関連し、厚生労働省は18日、接種後の死亡例が7月にもあったことを明らかにした。ワクチン接種との因果関係は不明だが、同省は死亡例が2件続いたのを受け、近く専門家委員会を開いて評価を仰ぐ方針。

 厚労省によると、7月のケースは「5歳以上10歳未満」の子どもで、接種後に急性脳症を発症し約1週間後に亡くなった。居住地など詳細な情報は明らかにしていない。

 男児が日本脳炎の予防接種を受けるのは今回が初めて。過去にポリオやBCGなどの接種経験はあった。体温は平熱で、問診や診察で異常は見られなかったという。


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