民間病院を市役所に併設 長野・小諸市長が表明 

 長野県小諸市の柳田剛彦市長は17日の市議会特別委員会で、民間の小諸厚生総合病院(同市与良町3丁目)を移転させ、市役所敷地内に併設する考えを明らかにした。「併設することが市民の利益につながる」と理由を説明した。

 同病院は耐震化が必要とされ、市と病院側は昨年10月、2015年度末までに市役所敷地内に併設し、新築する方針を盛り込んだ覚書を締結。市は30億円を支援する意向だった。

 今年4月に初当選した柳田市長は計画の見直しを打ち出し、現在地での改築や、別の場所への移転を模索。市民アンケートの実施も公約に掲げたが、病院側の反発などで見送った。


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